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島と本土をつなぐフェリー乗り場・安芸津で家を建てるための土地をさがし、新居のお打合せは順調に進みました。でも。「あの提案は最高のものだったと今でも思います。
でも、浜田さんはよう、決められんかったんやね。」中谷は言います。
「私たちの仕事はただ単に家を建てるのではなくて、そこにかかわるお客様のいろんな思いをどう汲み取ってカタチにしてあげるかが重要なんです。
決断を迷っておられる浜田さんの本当の心のうちをわかってあげないといけないなと思いました。」
そして中谷は浜田ご夫妻と共に、大崎上島に向います。
大崎上島にある浜田様のご実家は、約60年前に建てられた農家の造りの立派な平屋でした。
そして何よりも印象的だったのが60年経った今も、いえ、60年経ったからこそ味わい深い存在感を漂わす梁、柱でした。
「こんな立派な平屋・・・、ここにしましょう!この家をリフォームするんです。絶対それがいい。」
中谷の一言に即、浜田様ご主人が笑みでうなづかれたのは言うまでもありません。
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